スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

乳幼児の遊びとその指導法

尾崎恭子ほか(2005)「乳幼児の遊びとその指導法」『中国学園紀要』4, 69-77

http://ci.nii.ac.jp/naid/110006184128

PDFあり

 副題は、「物と関わる遊び」における保育者の言葉掛けとその手立てを通じてとなっている。

 幼稚園教育要領でも保育所保育方針でも、遊びを通して総合的に指導することの重要性については認識しているが、具体的にどのような言葉掛けや手立てをすればよいかハッキリしていない。という論点に基づいて、主に、ボーリング遊びを具体例として、どのように言葉掛けなどをすればよいかについて論じている。

 遊びは、それ自体が総合的な学習の場であることを説得力のある内容で書かれている。ボーリングでも例えばどのように転がせば上手く倒れるのかという空間的思考、倒れた数に従って、何処に転がすのかという論理的思考、カウント、数の構造、集団で倒す場合は、指示や伝達などのコミュニケーションを一体として能力を発揮するわけである。物と関わる遊びには三つあり、

  1. 物を動かす遊び~蹴る、転がす、押すなど
  2. 物を変化させる遊び~絵の具を混ぜる、ロウを溶かしロウソクを作るなど
  3. 1と2がまざったもの~ふるいに掛ける、影踏み遊びなど

 その後で、物と遊ぶ時に関わる基準とか指導法が示され、それを踏まえた上でのボーリング遊びでの保育者の実際的な声掛けや指導法が論じられている。結論としては、子供の主体性を尊重しながらも、結果を作り出す遊びの導入、集団ゲームに発展させる、場面では子供が何を考えているのかの推察を中心に据える、遊びが終わる時は子供達が主体的にどんな遊びだったのかを話し合うように促すなどが上げられていた。

 ボーリング遊びだけではあるが、遊び自体、何か物と関わることで遊びが成立することが多いので、指針としては分かりやすく参考になるところが多かった。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kuma

Author:kuma
救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

自分のサイトもあります。
kumaの学習ノート

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。