働くことと生きること

高島 明(2009)「働くことと生きること--これから職業選択をする若い人のために」『関東学園大学紀要』17,57-71


http://ci.nii.ac.jp/naid/40016642431/


PDF論文無し 入手:秋田大学


なぜ働くことが大切なのか。ロスジェネのこと。大学生のこと。そして人間とはなにか。どうすることが希望を持つことになるのか。ざっくばらんに書かれている。縦横無尽に古今の哲学、思想を織り交ぜながら語り口は大学生向けと言うことで優しい。


男は外で女は家での思想の源泉は孟子の人倫五常の中で「夫婦別あり」がある。また三歳児神話はボウルビーが打ち立てたが、その提唱した時期は世界第二次大戦直後の孤児院の調査であり、いまほど児童養護施設の環境が整っていなかったため今の状況を考えればかなりの隔世の感あるといえる。


労働を美徳とするのはカント以後であり、ヘーゲルに至っては人間たらしめるのは労働であるとまで言い切っている。日本は家族主義と言われるが、それは愛し合うと言うことではなく、「イエ」を守るという特殊性による。


論者が言いたかったのは、最後の方にある


大学時代に社会にある矛盾を知り、その解決のために何をするべきかを学び、社会をよりよくするために、それぞれを社会の中で実践する力を身につけることが、何より大切である。


に集約されている。


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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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