「近代家族」思想と社会福祉

田中秀和(2012)「「近代家族」思想と社会福祉」『新潟医療福祉学会誌』 12(2), 67-72,
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005058843

PDFあり

 要約にあるのを若干引用

 今日の日本は福祉国家であり、それを実現するために政府は様々な社会福祉政策を行っている。「…中略…」筆者は社会福祉政策には、政策立案者や社会福祉専門職者が無意識のうちに「当然」と考えている思想が各々の政策に通底しているのではないかと考える。そうした仮説に基づき、本稿ではその答えを「近代家族」に求め、その歴史と課題を整理する。「…中略…」 また、結論として、社会福祉に関係する職業に携わるものは、「近代家族」像に対しより自覚的になり、その規範から外れたマイノリティに対しても支援の手を差し伸べる必要性を訴える。「…後略…」

 近代家族は、気づく、気づかないとは別に、独身であっても、理想の結婚像とか夫婦像、家族像を描き出し、そしてそうした理想に合致するように考え、ふるまっている。しかし、近代家族の規範、夫婦和合とか男は仕事、女は家庭とかそういうのが生まれたのは、近代、明治後半から大正に生まれた言説であるが、それがあたかも古代からあるかのように政府が情報を流布しているにすぎないとする視点は明記しておくべきである。この論文を読んで、言いたかったことを先に言われたとちょっと「しまったなぁ」と思った。

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