エイジング・イン・プレイスを果たすための条件に関する一考察

北村育子・永田千鶴(2013)「エイジング・イン・プレイスを果たすための条件に関する一考察」『日本福祉大学社会福祉論集』128,7-22
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009557945

PDFあり

 副題が、小規模多機能事業と認知症グループホームを併設する事業所を対象とした調査の結果から となっている。
 小規模多機能事業とは何か、あるいは認知症グループワークの取り組みを知りたくて読んでみた。いまいち分からない小規模多機能事業、実際に働いてみないと分からないのかもしれないけれど、この論文の最初に書かれている図式は分かりやすかった。
 内容としては、インタビューを元に概念化というかカテゴリーで整理しているが、質的研究なんだろうけれど、M-GTAかKJ法なのかは不明。
論調として、認知症の理解や地域で生活していくこと(看取りも含めて)についての教育が十分に介護員に行われていないとする論調であった。何をいまさらと思うし、だったら具体的な方法などを提案するべきではとも思う。
 いずれにしろ併設もメリットは、同じ利用者に対して同じ職員が切れ目なく関われることにあるという。それは二つの事業所で職員を柔軟に配置できるとか、宿直で職員が足りなくなったら通所から回すとかそういうことが容易であると。その意味で、職員にはそう言う柔軟な組み替えが日常的にあり得ることを説明しないと行けないことが記載されていた。ということは、説明していない事業所もあることを意味している。
また看取りなども十分な教育が施されていないから出来ていないとか…どうも上から目線での論述が多く目立ち、途中で流し読みをしてしまった。結論、人材育成は、こうした小規模多機能事業ほど重要であると言うことだった。
 裏返せば、そうした取り組みがされていないという現状なはずであり、そうしたことを想像しながら読むと丁度良いかと思う。

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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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