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介護保険施設サービスにおけるチームマネジメントとその課題

村田麻紀子(2013)「介護保険施設サービスにおけるチームマネジメントとその課題」『佛教大学大学院 社会福祉学研究篇』41,63-80
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009556740

PDFあり
 特に介護員の在り方について詳しく描かれている。特に、介護保険施行前の寮母と言われていた時代の介護員として求められることなどを比較しており、介護保険以前のことがわからない人にとっては、そうなんだ…と思うことが多々あろうかと思う。またこの論者は、いくつかの介護保険施設で勤務しており、その施設の構造上の課題とかユニットでも使い勝手の悪い部分があること等体験を通じた論述で説得力のある内容となっている。隣の芝は青いという例えもあるように、その場その場での課題はあるものだなと。

 また、キャリアパスについての指摘も的確で、介護員で居続けるには、キャリアパス・アップの見通しがないこと。また、どのようなスキルを身に着けていけばいいのかが不透明で、結局、ケアマネの資格を取るとか生活相談員になるとか、管理者になるのがキャリアアップだと思わざるを得ない現状について論じていて、あぁ、だからみんなケアマネ取りたがるんだなと。
 良い仕事をし続けたい、あるいは良い介護を提供し続けたいとするならば、自己研鑚するに値する「学び」があること。到達するべきスキルがあること(そのコアになるのがチームアプローチでの指導的側面だろうと思う)。そして、そのことで利用者により良いサービスが提供され、喜ばれること。それこそが、介護員の専門性だと思うし、たぶん論者もそれを言いたかっただろうと思う。ただ、大学院生としては、ケアマネをとることや管理者を目指すことまでは否定できなかったんだろうと勝手に推測した。
 新しい理論の注入過程やどのような介護が目指されるべきかの実際の変化まで詳しく書かれており、介護員の方にはとても参考になる内容である。

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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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