「介護の社会化」と介護保険制度

中野いずみ(2011)「「介護の社会化」と介護保険制度」『静岡福祉大学紀要』7,53-54

http://www.suw.ac.jp/news/docs/0022_6_P053%EF%BD%9E.pdf

PDFあり
 介護保険は、家族介護から介護は社会全体で担うべきとする発想で始まったはずである。しかし、いまだに家族介護に頼り、限定的にしか社会が行っていないのではないか。こうしたことを述べている内容である。何をいまさらと思うが、今後一人暮らしの人や老老介護の増加、人口減少によって、女性の労働力がますます必要になってくる以上、この家族介護をどうするかについて話し合っていく必要がある。百歩譲って、家族での介護もやぶさかではないとしても、それによって介護者が社会的に孤立したり、今まで積み上げてきた社会的地位をはく奪されるような状態は早急に改善する必要がある。しかし、それすらも手つかずな状態である。また、施設入所にしても優先順位が、家族がいるだけで下がっているとか、そろそろ無償の同居家族による介護を社会的に評価する仕組みがあってもいいのではないかと思う。

 論述が途中であり、未完な状態であるが、経済学の視点で、家族介護による経済的な損失や心身の負担感については、

小椋正立・墨昌芳(2012)「日本の介護保険制度は何をもたらしたのか?」1-18
http://ideas.repec.org/p/hit/cisdps/545.html

PDFあり
 詳しく論じている。海外でも家族介護は問題視されており、今後、産業にとって女性の労働力は欠かせないことを考えれば、無償の家族介護愛だけでは済まされない問題だし、家族のいない高齢者も増えていくことを考えれば、在宅での生き方自体をデザインしていくことが求められると言える。

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