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国際レベルで活躍したハンドボール選手における実践知の獲得過程に関する事例研究

曾田宏・坂井和明(2008)「国際レベルで活躍したハンドボール選手における実践知の獲得過程に関する事例研究」『武蔵川女子大紀要(人文・社会科学)』56,69-76
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008087714

PDFあり

 一流と言われる人にはその人が培ったスキル、あるいはコツのようなものがある。その内実について、聞き取り調査をしたもの。一流選手のこだわりやコツについて、それがどのように身に着けていったのかはわりとテレビでも見ることが出来る。この論文も一人の元選手から高校時代、そのテクニックを身に着けた瞬間、そしてそのテクニックに内在する効果について描かれている。

 面白いのが、最初は漠然として、どう動かしたらいいのかわからないレベルから、ある時、ある一瞬のプレイによって、たちどころに理解した瞬間があること。しかし、その後、プレイスタイルとかチームの戦術によって、一旦そのテクニックが全く消失したこと。しかし、その後、またそのテクニックが使える上、さらにレベルアップしたことなどが会話形式で読んでいて面白かった。
 コツとの出会いの瞬間は、偶然に、突然に、一気にやってくるという感覚。運動の習熟によって自動化すれば良かったが、運動経過が鋳型化して機械的になったため、そのテクニックが使えなくなった事。そして、再びそのテクニックを獲得した時、他者とのかかわりの中で、自ら動くのになんらの心身の束縛も障害もなく、まったく思うままに動いてすべて理にかなっているという、運動感覚身体の織りなす技の最高の位相に到達したと結んでいる。
短い論文だけれども、おもしろくそして考えさせられた内容だった。

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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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