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I・M・ウォーカー「『アッシャー家の崩壊』における恐怖の『真正な』根拠」の翻訳

岩崎洋一・古宮照雄(2007)「I・M・ウォーカー「『アッシャー家の崩壊』における恐怖の『真正な』根拠」の翻訳」『木更津工業高等専門学校紀要』40,167-173

http://ci.nii.ac.jp/naid/110007646631

PDFあり

 『アッシャー家の崩壊』は、ポオの有名な小説であるが、なにぶん文体が読みにくいために敬遠していた。それで、具体的にどんな小説なのかとちょっとネットで調べてみたら、この論文がヒットした。

 どうもこの小説は、ドイツ怪奇小説あるいはゴシック小説と見なされてきたようだけど、ポオ自身はどうもそう思われるのは心外であるようであったとのこと。なぜ心外であったのかの原因について論じたものとなっている。

 結論を先取りすれば、これは主人公のロデリックの精神崩壊を情景と共に一体的に描かれたものであり、またマデラインが墓から復活したと思うのはロデリックの幻想・精神崩壊の決定的な徴として理解するべきであるという論調である。

 この論文、崩壊に至るまでの情景や語り手自身もロデリックの狂気に影響を受けて行く様を文脈を頼りにじっくりと描かれており非常に説得力のある内容となっている。一つの読み物として完成度も高く、これを機に原文を読んでみようかなと思わせる内容であった。


 ちなみに、青空文庫でアッシャー家の崩壊をままで読めるので、興味のある方はどうぞ。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000094/files/882_20930.html
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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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