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小説『1Q84』における悪の表象について

熊田一雄(2011)「小説『1Q84』における悪の表象について」『愛知学院大学文学部紀要』40,31-38

http://ci.nii.ac.jp/naid/40018778569

PDFなし

ただし本文は、下記のサイトから読める

http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20100830/p1

 『1Q84』は読んだことがないが、ラヴクラフトについて検索をしたらこの論文が出て来たのでとりあえず落として読んでみた。

 どうもこの小説の中には現代カルトであるオウム真理教や山岸会などが出てくるらしい。またはエホバの証人とか…それでこの小説の中での各宗教のカリスマの背後には『リトル・ピープル』という深淵にあるという仕掛けになっている。この深淵の存在とラブクラフトが創造したクトゥルフ神話を重ね合わせた内容となっている。

 また村上春樹自体、ラヴクラフトを愛読していたことや、セカイ系でも有名な作者であることから、ラヴクラフトが作家としての姿勢、引きこもりがちであること、また自分の身の回りの出来事がセカイの危機に直結していることなどを重ね合わせて面白い論考となっている。

 内容としては、ユングとかグノーシス教など出てくるものの、そんなにこねくり回したものではなく、また文学論として、作者のインタビューの引用などを挿入しながら読みやすくなっている。

 ただ、『1Q84』を読んだことがないので、もう少しあらすじから、邪神の存在をほのめかしたような『1Q84』内の文章の引用があればより楽しめたと思う。


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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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