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ジャニーズファンの思考

徳田真帆(2010)「ジャニーズファンの思考」『くにたち人類学研究』5,21-46

http://ci.nii.ac.jp/naid/120002205324

PDFあり

 ジャニーズファンがどのようにジャニーズのアイドルに熱狂し、その世界で遊ぶのか。そうした生態を詳しく論じている。

 60年からのアイドル論を概説しながら、山口百恵とか吉永小百合など、実像と本音、建前と虚像のギャップを埋めようとした時代から、虚像であることを前提にして、その世界観を楽しむようにシフトしていったことを論じている。その中でジャニーズは虚像であること。そして、ファンであることを「担当」として引き受けることなどを詳細に論じている。ジャニヲタ用語とかその用語の使われ方、グッズの消費の実態、ネット上でのファンクラブでの交流などを詳しく描いている。特に、自分の担当がかぶらないようにネット上でコミュニティを広げていく実例など、なるほどねぇと思う。後半、そこにレビィ・ストロースの構築主義的な引用はハッキリ言って蛇足だと思う。

 後半、グッズの消費と同様に、アイドルから受け取る性的なメタファーを積極的にファンは受け取り、担当という擬似的母子関係とセクシャルな部分を消費する議事恋愛の対象としてアイドルを見ていること。それは、近親相姦の構図を見るという論考は面白い。ジャニーズファンでなくても、アイドルに熱狂する人々の生態を知りたい人は一読の価値があると思う。

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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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