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縄文文化における結髪の特徴

尾関清子(1986)「縄文文化における結髪の特徴」『紀要』 21, 188-220,東海学園大学   

http://ci.nii.ac.jp/naid/110000192781

副題は、九州地方に分布する剃髪土偶の問題をめぐって となっている。

同様に同じ作者で、

尾関清子(1982)「わが国における「櫛文化」の形成に関する考察 : 発生期の「櫛文化」の特徴について」『紀要』 17, 93-106, 東海学園大学

http://ci.nii.ac.jp/naid/110000192728

尾関清子(1985)「続、発生期の「櫛文化」の特徴について」『紀要』20, 66-88,東海学園大学

http://ci.nii.ac.jp/naid/110000192765

がある。すべてPDFあり

 共に縄文人が当時、どのような髪型をしていたのかを土偶を下に考察したもので非常に面白い。男性が剃髪をしたりするには縄文時代は鋭利な刃物はなかったが、考察の中で、石器でも鋭利なものがあり、遜色がなかったことなどが論じられており、その意味で様々な髪型が可能であったことが伺える。

 九州地方では他と比べて素朴であまり線などがないと言った特徴も紹介し、地方によって土偶の形態もまた違うことを明らかにしている。

 巻きものをしていたり、王冠らしきものを被っている土偶、また、おかっぱ頭から髷(まげ)を結っている土偶などなど、写真やスケッチをふんだんに使いビジュアルとしても非常に楽しい内容となっている。また櫛文化の特徴の方では、髪の毛の結い方までスケッチで図説し、土偶から導き出された髪型の詳述になっている。

 こうした論文を読むと、縄文時代の人々もいわゆるおしゃれをしていること、あるいは文化として山高帽とかターバンらしきものを被って生活していたんじゃないかという想像が働く。考古学と博物学、それと民俗学的な考察も含め力作である。


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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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