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仮面ライダーたちの変貌

小谷敏(2006)「仮面ライダーたちの変貌」『三田社会学』11,20-36

http://ci.nii.ac.jp/naid/120001671488

PDFあり

 副題は、新人類世代と新人類ジュニア世代 となっている。

 作者が骨髄移植などで長らく休職しながら小さかった二人の子供と仮面ライダーを見ながら思ったことを書いた内容。仮面ライダーのことはよくわからないけれど、問題点は、イケメン俳優を登用し、子供よりも親が熱狂していることによる、仮面ライダーを見せる上でどこを向いているのか。そして、敵役の暴力の過激さによるモラルの低下などである。

 幾分懐古主義的な趣もありつつも、商業主義的な色合いが強くなり、また大人と子供のボーダーレス化、ことにテレビというメディアの上では進んでいることを論じ、最終的には大きな子供であるいまの親世代のモラルの低さが子供にとって決して好ましいとは言えない状況を形成していることを痛烈に批判している。

 特に子供の凶悪犯罪がなぜことさらに誇張されるのか…。実質少年の凶悪犯罪は減少を続けている事や警察の意図、あるいはメディアにとっては少年の凶悪犯罪はキラーコンテンツであることなど正しい情報を伝えることが出来なくなっている事。あるいはパラサイトシングルを寄生虫としてみなして敵対視する風潮は社会の雇用状況を分析していないこと。そして何より、社会全体が子ども・若者をすでに育てることを放棄し、自分たちが生き残ることばかりを考えている大人が多いことを痛烈に批判している。

 若干、若者論を語る上で、別に仮面ライダーでなくても良かったのではないかと思ったが、切り口としては面白い内容となっている。


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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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