食を考える

石岡靖(2008)「食を考える」『顎機能誌』14,75-81

http://ci.nii.ac.jp/naid/110006666070

PDFあり

 CiNiiのbotから流れてきて面白そうだなと思ってダウンロードしていた論文。実質5ページしかない論文であるが、食文化の概説をコンパクトにまとめている。そもそも食べるとは何か。神人供食の由来、また食に感謝する祭りや風習等々、食が文化として定着していき、それがその国の文化の基底になっていることを提示している。

 その上で、現在の食の乱れや食に関する法律や傾向なども幅広く紹介。中でも面白かったのが先に挙げた神人供食と箸の文化についてのうんちくであった。実は、日本においてはすでに聖徳太子の時代以前からあったことなどが明らかにされていた。

 いずれにしろ食と文化は密接につながり、日本の四季などとも連動したまさにその国の精神史を形作っている。そしてそれが地域や家庭において風習として染みこみ、継承されていることが良く分かる内容であった。

 良いものを読んだなぁとちょっと思わせてくれる内容である。雑学程度に読んでみるのも良いかもしれない。ちなみに結構引用されている文献でもある。


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