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縄文文化における信仰の原風景をさぐる

米沢弘(1997)「縄文文化における信仰の原風景をさぐる」『文教大学国際学部紀要』7, 73-87

http://ci.nii.ac.jp/naid/110001139952

PDFあり

 亀ヶ岡遺跡や三内丸山遺跡の発見、ストーンサークルや土偶の祭祀的な使われ方の変化など、イマジネーション豊かに記述しているとても面白い内容。 最後に岡本太郎の縄文文化への情熱に触れている。それまで畳みとか障子、かっこの良い、器用で繊細なものが日本的とされていたものが、この縄文土器や土偶に見られる芯の太さとか荒々しさ、あるいはパッションに感動したことなどに触れている。

 縄文文化について何も知らない人や教科書でしか知らなかった人にとって、この論文は非常に刺激的で、いまどのようなことが議論されているのかまでを踏まえて総体的に理解できることの出来る内容となっている。特に、土偶の変遷で、前期の土偶は地母神だったが、後期の遮光土器は、宇宙神といったスケールになったのではないかと言った大胆な推測がそこかしこに見いだすことが出来てスリリングである。

 世界の信仰や現存する信仰まで幅広く縦横無尽に論じながら縄文時代の信仰や生活などを分かりやすく論じた良い論文である。参考資料に遺跡のいくつかも載せられており丁寧な作りとなっている。


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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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