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架橋する実践

児島亜紀子(2012)「架橋する実践」『社会問題研究』61,15-28

http://ci.nii.ac.jp/naid/40019178516

PDFあり

 副題は、ソーシャルワークの価値と倫理における『正義』と『ケア』をめぐって となっている。

 児島先生の一連のソーシャルワーク論で、正義と公平さをめぐる議論、ケアの言説をめぐる議論と引き続いており、この論文ではケアと正義がいかに咀嚼していけるのか。そして統合あるいは共存できるのかについて考察をしている。

 簡単に言って、ケアの倫理は、親密圏とか近い立場の人たちにどう手をさしのべるのか。あるいは、人がケアをするとは何かを追求している。その一方で正義や公平性は、普遍的に社会的に弱い立場におかれている人々をどうソーシャルワークがその問題を解決していくのかというポジションの問題である。よってケアは無条件性が強く出がちであるが、正義は何かの与件が問題になる。

 児島先生はケアの倫理に内在する普遍性、人は弱い存在であり、支え合うものであること。そして正義の倫理もまたそうした普遍性や個の尊重など、ケアと正義はそう反するものではなく、両立可能であり、ソーシャルワーカーの中で反復されるべきものであると主張する。

 日本において、社会正義とか公平性がソーシャルワークであると言われてもピンと来ないし、何がソーシャルワークなのかがしっかりと把握されていない。その意味で、児島先生の連作は海外の議論をよく咀嚼し、紹介し、考察しているので是非興味のある方は連作を読むことをおすすめします。

児島先生の連作リスト:すべてPDFあり

http://ci.nii.ac.jp/nrid/1000040298401

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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

自分のサイトもあります。
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