ケアマネジメントにおけるネットワーキングの意義

高橋真弓・野中猛(2012)「ケアマネジメントにおけるネットワーキングの意義」『日本福祉大学社会福祉論集』126,15-33

http://ci.nii.ac.jp/naid/110008916910

PDFあり

 副題は、研究会方式による実践事例を通じて となっている。

 ケアマネ業務がニーズに複雑化により高度化している。そのため他職種のネットワーキングがサービスを重層化させることが必要になってきた。しかし、「ネットワーク」という言葉は多義であるため曖昧でもある。この論文ではネットワークとは何かについて調査して論じている。といっても、この論文の大部分がケアマネのネットワーク構築の意味の探求と言うよりも、日本福祉大主催で行っているケアマネ研究会での実践者と学者のあいだに横たわる組織帰属のモチベーションや役割を論じている。そして、その研究会は実践者と教育者をつなぐために欠かせない会であることを明らかにしている。

 よって各種・異分野のネットワーキングやケアマネのネットワークの力量とか、そうした方法論・援助論への記述は最初のさわりだけで、そうしたことを期待すればややガッカリする内容である。

 とはいえ、実践者が会に入り、事例発表やレポートを書くことで現場にフィードバックすることができる。そうしたきっかけとして研究会は必要であるし、そうした機会がより増えることは大切なんじゃないだろうか。もっというならば、高齢者福祉施設などはケアマネ、介護員、相談員、事務など小さな他職種が存在している。こうした中から研究会を作り、発表やレポート作成などができればいいんじゃないかなぁと思うけど、同じ職場でのこうした会は半ば義務的にならざるをえないし、仕事の延長として捉えてしまうからやっぱり難しいか。

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