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特別養護老人ホーム現任者の研修ニーズに関する研究

黒木邦弘ほか(2011)「 特別養護老人ホーム現任者の研修ニーズに関する研究」『社会関係研究』 17(1), 53-72,熊本学園大学

http://ci.nii.ac.jp/naid/110008916541    

PDFなし

 副題が、生活相談員と介護職員の研修意欲の考察 となっている。

 副題の通り、熊本の特養の生活指導員と介護職員にどのような研修ニーズがあるのかの調査論文。調査方法として、研修に来ている職員にアンケートを実施してどのような研修をしたいのかを答えてもらっている。だから、まぁ、研修に来た人へのアンケートなので研修ニーズは高いだろうし、また研修に来ている人たちばかりだから前向きに研修したいって答えるだろうというつっこみも入るものの、一応因子分析で必要な数を揃えているので妥当性はある程度担保されていると思う。

 中でも面白い結果として、生活指導員は30代の男性で介護員は40~50代の女性が多いこと。また生活指導員は介護福祉士や社会福祉士を持っていない場合は、資格取得に意欲が低く、また他の職種をやってみたいと思っていないが、外部研修はしたいと思っていること。また国家資格の有資格者で生活指導員をしている人は、トラバーユ願望が潜在的にあるし、外部研修ニーズも高い。介護員はいまの環境に満足しているし、施設内での研修ニーズが高い。

 つまり、生活指導員は外のネットワークや上昇志向が強いが介護員は施設内での凝集性に重きを置いて身近なところでちょっとしたレベルアップを志向しているのかなと思った。

 いろいろとSPSSに数字をぶっ込んだ感じはあるが、わりと結果がはっきりと分かれていて内容にもなるほどなぁと思わせる説得力があった。まぁ、研修センターでの調査なのでアレだが、自分で研究するとかそうした自主学習って言う視点での提案ってあっても良いのではと思ったり。福祉の仕事は労働集約型でなかなか外部研修っていけない場合が多い。また自腹を切ってでもいきたいと思っても、勤務が不規則だったりすると開催の日時と休みが合わなかったり。また情報や研修の本数も福祉系は割と少ないんじゃないだろうか。そうすると、自分で勉強するって事が一番の自己研鑽のはずだけれどその方法とか内容とかって分からない人が多いんじゃないかなと思ったり。

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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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