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子どもの遊びとエンパワメント

柳田泰典(2004)「子どもの遊びとエンパワメント」『長崎大学教育学部紀要. 教育科学』66, 25-39

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004600094

PDFあり

 端的に、西村清和の遊戯論を詳しく解釈あるいは概説している論文。保育学では、遊びそのものへの接近方法として、現象学の援用が行われている。現象学とは、生きられた経験をそのまま記述する方法を採る。エスノグラフィーとか質的研究とか…カテゴライズよりもその遊んでいる姿を描写する。主観的な思いとか相互作用を記述することで、そのものを手応えのあるものとして描出する。西村清和の『遊びの現象学』はまさに遊びそのものを描出したもので、保育学の一部の研究者にとっても無視できない存在。

 しかし、美学者である西村の言葉は、造語もありまた例えが分かりやすいようで難しい。また、保育は計画された遊びの提供であり、西村が捉える遊びは、大人も子どもも等しく遊ぶもので、子どもだけのものでないと一蹴しているだけに扱いが難しいのも確か。しかし、保育が遊びの総合カリキュラムであるならば、遊びとは何かに思いをはせることが必要。でも、案外、そんなことを考える人はいない。なぜなら、遊びは遊びであると死海得ないと思っている人が多いから。この論文は、遊びそのものへの接近を西村の遊戯論をほぼなぞる形で概説している。

 遊びそのものとは何か、そして西村清和とは何者か。それを知る手がかりになるかと思う。で、興味があったら(出たら)、西村清和(1989)『遊びの現象学』勁草書房を読んでみることをオススメする。

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救護施設→知的障害児施設→通所介護施設(高齢者)と15年以上。これからも思考と体力で、働いていきます。

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