障害者自立支援法による福祉実践の専門性の解体

植田章(2008)「障害者自立支援法による福祉実践の専門性の解体」『社会福祉学部論集 』4, 1-17,佛教大学

http://ci.nii.ac.jp/naid/110007975008

PDFあり

 副題は、知的障害者入所更生施設における業務調査から となっている。

 この先生は、結構精力的に障害者自立支援法や障害者について論文を発表している人。でもってそれなりにしっかりと論考をするので読み応えがある。時々論文作成でも使わせてもらっている先生だったりする。でもって、障害者自立支援法に対しては批判的だし、いろんな角度で論考をする。学会には精力的に参加しているし、社会福祉労働としては唯一の研究機関、総合社会福祉研究の理事さんでもある。

 この論文は、障害者自立支援法について分かりやすくスッキリと概説しながら、その問題点や様々な言説を編み込みながら、その事例として知的障害者更生施設の業務実態からいかに職員が専門性を持って取り組んでいるのかを明らかにしている。その上で、そうした目に見えない専門的な取り組みがいかに障害者自立支援法では認められていないかをあぶり出している。

 とくに業務調査では、些細な排泄援助や散歩の光景を取り上げて、いかに利用者のことを考えながら援助者は支援をしているのかを丁寧に読み解いている。近いところでは、「子どもたちの「生」を支える児童養護施設職員の専門性」とかもそうか。事例研究をする際にも参考になる構造となっている。

岡本晴美(2006)「子どもたちの「生」を支える児童養護施設職員の専門性」『総合社会福祉研究』 (28), 56-65

http://ci.nii.ac.jp/naid/40007225266

PDFなし

植田先生の佛教大学での論文:すべてPDFで落とせる

http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000006593910

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